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極端に小さい領域を塗るコツ

指先の接触面はおよそ8〜10ミリ、細い領域は画像の数画素。数の上で無理があるからこそ、道具の使い方で解く問題です。

密度の高い曼荼羅を開くと、途中から作業の性質が変わります。序盤の大きな面は気持ちよく埋まりますが、残っていくのは境界沿いの細片や、放射状の線の間に挟まった針のような領域です。ここで投げる人が多い。腕の問題ではなく、道具の寸法の問題です。

なぜ難しいのかを数で見る

指先がガラスに触れている面は、直径にしておよそ8〜10ミリあります。画面の物理画素でいえば数十ピクセルぶんです。一方、緻密な絵の細い領域は、画像の上で数画素の幅しかありません。全体表示のときは画面の1画素が画像の複数画素を平均していることさえあります。つまり、一度のタップは狙った領域だけでなく、その周囲の何十もの領域の上に同時に乗っています。

もう一つの厄介は、触れた瞬間に狙いが見えないことです。指が真上にあるので、押した先は自分の手で隠れています。記憶の中の位置に向かって押し、結果を見て初めて当たったかどうかが分かる。この「押して祈る」構造が、細かい絵での消耗の正体です。

アプリ側にも補正はあります。Numbrush はタップ位置のまわりの円の中にある領域番号を数え、いちばん多く現れた未塗りの番号を選びます。円の半径は全体表示のときで画像上のおよそ14ピクセルで、拡大するにつれて小さくなります。ただし補正はあくまで推測なので、細い領域が密集していると当てになりません。だから、以下の手順が要ります。

手順その一:先に拡大する

いちばん効きます。拡大すると指の下で領域そのものが広がりますし、同時にタップ補正の半径も締まるので、正確に狙えるようになった時点から補正が意図を上書きしなくなります。全体表示のままで細片を狙うのは、そもそも設計上想定されていません。

Numbrush の拡大範囲は、画面にちょうど収まる状態から12倍までです。数字が表示されるのは1.8倍を超えてからで、しかも画面上に同時に描かれる数字は400個までに抑えられています。ですから「拡大したら急に数字が出てきた」のは不具合ではなく、読める大きさになった数字だけを出しているということです。逆に言えば、全体表示で数字を読もうとするのは最初から無理です。

手順その二:領域ごとではなく色ごとに進める

目に入った領域を片端から塗るやり方は、大きな面のあいだは快適ですが、後半で破綻します。どの色がどこに残っているか分からなくなるからです。

一色を選び、その色の領域を全部片づけてから次の色に移る。1枚12色なので、12回の区切りで一枚が終わります。この進め方には副次的な利点があって、途中でやめても「いまはこの色をやっている」という状態が自分の中に残るので、翌日開いたときに迷いません。

手順その三:数字を読まず、強調表示で探す

色を選ぶと、その色に属する未塗りの領域がキャンバス全体で一度に印されます。この状態なら、数字を一つずつ読む必要はありません。印のついた形を見て押すだけです。細かい絵ほど、数字を読む方式との速度差が開きます。

強調の見え方は3種類あります。無地の灰色、市松、脈打つ輪郭。どれが読みやすいかは絵によっても目によっても変わるので、選べるようになっています。細片が多い絵では、面で塗りつぶす無地よりも輪郭が脈打つほうが位置を掴みやすいことがあります。逆に、色の似た領域が隣り合う絵では無地のほうがはっきりします。一枚の途中で切り替えても構いません。

手順その四:小さいものは長押しで狙う

タップして祈るのをやめる方法があります。長押しすると、指の下の範囲がキャンバスから浮き上がった拡大鏡に2.4倍で表示されます。中心には十字があり、いま指を離したら実際に塗られる場所を示しています。

使い方は、まず適当な位置に指を置いて拡大鏡を出し、十字が目的の領域に乗るまで指を滑らせ、そこで離す、という順です。狙ってから押すのではなく、押してから狙う。この順序の入れ替えが、細片での成功率を大きく変えます。ピンチで拡大しては戻る往復も減ります。

手順その五:最後の数片は探さない

ある色の9割を塗り終えたあと、残りを目で探す時間がいちばん退屈です。ここは自分でやる必要がありません。「次へ」を使うと、いま選んでいる色の未塗り領域へ連れていってくれます。キャンバス全体を拡大したまま走査するより速く、しかも見落としません。

姿勢と画面の話

道具の寸法の問題である以上、画面が広くなれば素直に楽になります。

対称な絵での進め方

曼荼羅や薔薇窓のような回転対称の図柄には、密度の高い絵に特有の攻め方があります。外側の輪から内へ、あるいは内から外へと、輪の単位で進めることです。

対称な絵は同じ形が繰り返し現れるので、順序なく塗ると「この花びらはもう塗ったのか」が分からなくなります。輪を一周してから次の輪に移ると、境目が自分の目印になります。同じ理由で、一つの輪の中では時計回りなど向きを決めて進めると、取り残しが出にくくなります。

まとめ

  1. 拡大してから塗る。全体表示で細片を狙わない。
  2. 色を一つ選び、その色を全部終えてから次へ。
  3. 数字を読まず、強調表示のついた形を見て押す。
  4. 小さいものは長押しして、拡大鏡の十字を合わせてから離す。
  5. 最後の数片は「次へ」に任せる。
  6. 対称な絵は輪の単位で、向きを決めて進める。

なお、失敗しても失うものはありません。選んでいる色に属さない領域を押しても、Numbrush では何も起きません。塗られることも、何かが減ることもないので、細片を狙って外しても、もう一度狙い直すだけです。

よくある質問

数字が小さすぎて読めません

数字は1.8倍より拡大したときにだけ描かれ、画面上に同時に出るのは400個までです。全体表示で読むことは想定されていません。そもそも数字を読まず、色を選んだときの強調表示で領域を探すほうが速いです。

拡大鏡はどうやって出しますか

長押しです。指の下の範囲が2.4倍で浮き上がり、中心の十字が実際に塗られる位置を示します。十字が目的の領域に乗るまで指を滑らせて離してください。

狙いより隣が塗られるのはなぜですか

指先が覆う範囲が領域より広いからです。アプリはタップ位置のまわりの円から領域番号を数えて補正しますが、細片が密集していると推測が外れます。拡大すると補正の半径も締まるので、拡大してから狙うのが確実です。

どこまで拡大できますか

画面にちょうど収まる状態から12倍までです。キャンバスは長辺1536ピクセルなので、最大まで拡大すれば数画素幅の領域も指で扱える大きさになります。

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Numbrush は大人のための数字ぬりえです。曼荼羅、バラ窓、幾何学模様。1枚につき12色、狭いところには拡大鏡、押し間違えても失うものはありません。無料、オフライン、広告なし、アカウントなし。

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