数日おいた絵の続きを塗る
塗りかけに戻るほうが新しく始めるより重く感じるのはなぜか、アプリが代わりに覚えておくべきものは何か、そして二分で戻る手順。
塗りかけの絵を開いて、しばらく何もできずに眺めてしまう。よくあることで、しかも新しい絵を開くより重く感じます。進捗は残っているのに、です。
失われたのは進捗ではない
残っていないのは段取りのほうです。前回のあなたには方針がありました——外周から順に、とか、暗い色を先に、とか、この花弁の一群を片づけてから隣へ、とか。その方針は画面のどこにも書かれていません。頭の中にだけあって、数日で消えます。
だから戻ったときにやることは「続き」ではなく「もう一度どこから手を付けるか決める」ことです。決定は塗るより疲れます。重く感じるのはこのためで、意志が弱いからではありません。
アプリが代わりに覚えておけるもの
ここはアプリ側で減らせる費用です。塗り済みの区画がどれかは当然として、いま選んでいた色、画面の拡大位置、そして未塗りの区画がどこに残っているか——これらが復元されていれば、戻ったときに「決める」量がだいぶ減ります。
未塗りが少なくなってからは、残りを見つけること自体が主な作業になります。Numbrush には未塗りの区画を強調する三つの表示——無地、市松、脈打つ輪郭——があって切り替えられます。暗い絵では無地がほとんど見えず市松が読みやすい、明るい絵では市松がうるさく輪郭だけが邪魔になりにくい、というふうに、絵によって最適が変わるからです。
同じ色の次の未塗り区画へ画面を送る操作があるなら、それがいちばん効きます。戻ってきた直後は「どこが残っているか」が分からない状態なので、探す作業を機械に渡してしまえるからです。
二分で戻る手順
- 全体が入る位置まで縮めて、一度だけ絵の全体を見ます。細部は見ません。
- 未塗りの強調表示を、その絵で読みやすい種類に切り替えます。暗い絵なら市松、明るい絵なら輪郭。
- いちばん面積の残っている色を一つ選びます。進んだ感じがいちばん早く出ます。
- その色だけを最後まで片づけます。次に何をするかは、片づけ終わってから考えます。
要点は三番目と四番目です。戻った直後に全体の段取りを立て直そうとすると、そこで止まります。一色だけ決めて手を動かし、段取りは動かしながら戻ってくるのに任せる。たいてい二、三分で戻ってきます。
戻らなくてもよい
それでも気が乗らないなら、その絵は今のあなたに合っていないだけかもしれません。別の絵を開いても、前の絵の進捗は消えません。数週間後にまた開けば、置いたところにそのままあります。
塗りかけを抱えていること自体は借金ではありません。連続記録も期限もないので、放置に費用は発生しません。
よくある質問
塗りかけが増えてしまいました
問題ありません。進捗はそれぞれ独立して保存されていて、互いに干渉しません。開いた順に片づける必要もありません。
残りの区画が見つけられません
未塗りの強調表示を切り替えてみてください。無地・市松・輪郭で読みやすさが大きく変わり、どれが良いかは絵の明るさによります。同じ色の次の未塗り区画へ送る操作があれば、それがいちばん速いです。
数か月ぶりでも進捗は残っていますか
端末の中に保存されている限り残ります。期限で消える仕組みはありません。
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