1枚塗るのにどれくらい時間がかかるのか
所要時間を決めているのは領域の数です。キャンバスの大きさでも、見た目の複雑さでもありません。自分で計算し直せる形で分解します。
始める前に、これはどれくらいかかるのかを知りたい。寝る前に開くなら、途中で切り上げることになるのかどうかも気になります。ところがこの手の質問への答えは、たいてい何分から何分という幅で示されていて、自分の目の前の絵には当てはまりません。
効いているのは領域の数だけです
見た目の複雑さは当てになりません。渦を巻いた派手な図柄でも、面が大きく分かれていれば領域は少なく、あっさり終わります。逆に地味な格子模様でも、細かく刻まれていれば数百の領域があります。キャンバスの大きさも関係ありません。同じ絵を大きく表示しても、押す回数は増えません。
つまり、大きくて疎な絵は、小さくて密な絵よりも速く終わります。見た目の印象と逆になることが多いので、覚えておくと役に立ちます。
自分の絵で計算し直せる形
幅のある数字を渡されるより、式を持っているほうが役に立ちます。ざっくりこう分解できます。
- 場所が分かっている1タップは、およそ1秒。目を動かして押すだけです。
- 探すタップは、数秒。強調表示の中から次の一つを見つける時間が乗ります。
- そこに拡大と移動の時間が加わります。細かい絵ほどこの比率が上がり、全体の半分近くを占めることもあります。
ですから、領域が200ある絵で、そのうち半分が探さずに押せるなら、押す時間だけで五分から十分、拡大と移動を足して十五分から二十五分、といった見当になります。この数字は事実ではなく、あなたが自分の絵で置き換えるための雛形です。領域の数が分かるアプリなら、そこから自分で計算できます。
慣れも効きます。同じ絵を二度目に塗ると目の動きが違うので、体感でかなり速くなります。逆に、暗い場所や小さい画面では拡大の回数が増えて遅くなります。
見積もりを狂わせる二つのこと
一つは色数です。パレットの色が多いほど、ある色の最後の数個を探す時間が増えます。同じ領域数でも、色が多く分かれているほうが探す回数が増えるからです。
もう一つは終盤です。最初の八割はほぼ一定の速さで進みますが、最後の一割で急に遅くなります。残っているのが最も小さく、最も見つけにくい領域だけになるからです。合計時間の三割近くが最後の数個に消えることもあります。見積もりが外れるとしたら、たいていここです。
もっと役に立つ話
1枚を一気に塗り切る人は、実はあまりいません。数百の領域を途中で止めずに片づけるのは、気晴らしというより作業です。実際には、途切れ途切れに開いて、少しずつ進めていくことになります。
そう考えると、作業の自然な単位は1枚ではなく1色です。ある色の領域を全部片づけると、区切りがはっきりつきます。パレットからその色が消えるので、どこまでやったかを覚えておく必要もありません。次に開いたときは、次の色から始めるだけです。
この単位で見ると、時間の質問の形も変わります。1枚に何分かかるかではなく、いま手元に何分あるか。五分なら細かい色を一つ、二十分なら大きな色を一つ。1枚を終えることを目標にしなければ、途中で止めることが失敗になりません。
よくある質問
1枚あたりの平均時間はどれくらいですか
絵によって桁が変わるので、平均という数字はあまり意味を持ちません。領域が数十の絵なら十分程度、数百の絵なら一時間近くかかることもあります。目安が欲しければ、領域の数を確かめて、1領域あたり2秒から5秒で見積もるのが実際に近いです。
途中でやめると進み具合は消えますか
一般的な塗り絵アプリでは残ります。塗った領域は保存され、次に開いたときは続きから始められます。心配なら、少し塗ってから一度アプリを閉じて開き直し、残っているかを確かめてみてください。
大きい絵ほど時間がかかりますか
必ずしもそうではありません。効いているのは領域の数で、表示上の大きさではありません。大きく描かれていても面の分割が粗ければ早く終わりますし、小さくても細かく刻まれていれば長くかかります。
短い休憩でも意味がありますか
あります。1色ぶんでも片づけば区切りになりますし、数個の領域を押しただけで終わっても、進んだ状態はそのまま残ります。1枚を終わらせることを前提にしなければ、五分でも十分に成立します。
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