色を間違えて塗ってしまったらどうなるのか
押した瞬間のひやりとした感じ。実際に何が起きるかは、そのアプリがどの設計を選んでいるかで三通りに分かれます。
指が離れた瞬間に、押す場所を間違えたと気づく。あるいは、選んでいる色が違っていたことに気づく。やってしまった、と思ってから画面を見るまでの一瞬が、いちばん嫌な時間です。ところが実際に何が起きるかは、使っているアプリによってまったく違います。
三つの設計がある
設計A:その領域の番号以外は受け付けない
選んでいる色に属さない領域を押しても、何も起きません。違う色で塗られることも、警告が出ることもなく、ただ反応しないだけです。この作りでは、そもそも間違った塗りというものが存在しません。取り消しボタンが見当たらないアプリは、たいていこの設計です。
設計B:どの色でもどこにでも置けて、取り消しがある
絵を描く道具に近い考え方です。番号は指示ではなく提案として扱われ、番号を無視して好きな色を置くこともできます。そのかわり誤って置いたものは残るので、取り消しや消しゴムが用意されています。
設計C:間違いを減点として扱う
ヒントが減る、ライフが減る、連続記録が切れる、赤い警告が出る。ゲームの作り方をそのまま持ち込んだ設計です。緊張があるほど面白くなる、という考え方自体は間違っていませんが、くつろぐために開いたときには、ただ邪魔です。
自分のアプリがどれかを30秒で確かめる
- 適当な絵を開いて、いま選んでいる色とは明らかに関係のない領域を一つ押します。
- 何も起きなければ設計Aです。
- その色で塗られたなら設計Bです。画面のどこかに取り消しか消しゴムがあるはずなので、場所を確認しておきます。
- 数字が減ったり、音や振動で咎められたりしたら設計Cです。
始める前にこれを一度やっておくと、あとで慌てなくて済みます。とくに設計Cかどうかは、長く遊ぶかどうかの判断材料になります。
色を間違えたと思っている場面の大半は、隣を押しています
ここが実はいちばん大事なところです。狙った領域とは違うところが塗られたとき、原因が色の選択にあることは意外と少なく、多くは押した位置のほうがずれています。指先がガラスに触れている面は、緻密な絵の小さな領域の何十倍もの幅があります。しかも触れた瞬間、狙っている場所は自分の指の下に隠れています。
ですから対策も変わります。色の選び直しではなく、拡大するか、拡大鏡のような機能があればそれを使うか、指を置いたまま少し滑らせて位置を確かめてから離す、といったやり方が効きます。この手の補助があるかどうかはアプリによります。
設計Aにも代償があります
押し間違いが無効になる作りは、たしかに気楽です。ただし正直に書くと、失われるものもあります。番号を無視して自分の好きな色を置くことは、その作りではできません。空の色を変えてみる、全部を一色で塗ってみる、といった遊び方の余地は消えます。
どちらが良いかは、何をしに来たかによります。指示どおりに手を動かして頭を空にしたいなら、間違えようがない作りのほうが向いています。自分の色で絵を作りたいなら、取り消しがあって自由に置ける作りのほうが向いています。同じ番号つきの絵に見えても、この一点で別の道具です。
よくある質問
間違えて塗った色は元に戻せますか
アプリ次第です。取り消しや消しゴムがある作りなら戻せます。番号どおりの色しか受け付けない作りでは、そもそも間違った塗りが発生しないので、戻す機能自体がありません。取り消しが見当たらないことは、機能が足りないのではなく後者の設計である場合が多いです。
なぜ押しても何も起きないことがあるのですか
その領域が、いま選んでいる色のものではない可能性がいちばん高いです。ほかに、押した点が領域の境界線の上に乗っていた、あるいはすでに塗り終えた領域だった、という場合もあります。いずれも故障ではありません。
間違えると減点されるアプリは避けたほうがいいですか
好みの問題です。緊張感があるほうが集中できる人もいます。ただ、寝る前にぼんやり手を動かすために開くのなら、罰のある作りは目的と噛み合いません。数分試して、気が休まらないと感じたら別のものを探すほうが早いです。
塗り終えた領域をもう一度押すとどうなりますか
多くのアプリでは何も起きません。すでに確定した領域なので、タップは無視されます。自由に色を置ける作りの場合は上書きされることがあるので、その場合は取り消しで戻せます。
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